「Excelから通知を出せたら便利なのに…」
そんな願いを、VBA だけで実現しました。
Windows 10/11 で標準搭載されている トースト通知 を、
外部 DLL なしで VBA から直接使えるようにしたクラスモジュール群です。
📢 リマインダーに!
📊 レポート完了の通知に!
🎯 入力ミスや完了メッセージに!
⚙️ ボタン押下で指定マクロを実行!
DispCallFunc × Vtable による WinRT 直呼び出しで、モダンな UI 通知をあなたの Excel に。
| シチュエーション例 | 動作イメージ |
|---|---|
| 処理終了 その1 | ![]() |
| 処理終了 その2 | ![]() |
| リマインド通知 | ![]() |
| プログレスバー付き通知 | ![]() |
他にも様々なアプリ通知の外観を設定できます。設定方法等は後述します。
- DLL 不要 —
packageフォルダ内の 3 つのクラスファイルをインポートするだけで、数行からトースト通知を表示できます。 - WinRT API 直呼び出し — PowerShell や C++ DLL を介さず、
DispCallFuncで Windows 通知 API を直接呼び出します。 - イベント対応 — ボタン押下・通知クリック・Dismissed / Failed などを VBA マクロへディスパッチできます。
- 「自動的に閉じるMsgBox」の代わりに使用することが可能です。
- 昔ながらの通知手法:Shell_NotifyIconA ではなく WinRT API を使うため、カスタマイズ性が高いです。
「自動的に閉じるMsgBox」という機能に一定のニーズを感じ、その代替として作ってみました。
当初は C++ DLL 経由で実装していましたが、WinRT API を VBA から直接呼び出す方式へ移行し、3 つのクラスファイルだけで完結するようになりました。
モダンな Windows との親和性を高めるためにも、使ってみてはいかがでしょうか?
以下で検証済みです。
- Microsoft Office Excel 2019 以上 64bit(32bit VBA 非対応)
- Windows 10 , 11 64bit
| ファイル | 役割 |
|---|---|
package/AppNotificationBuilder.cls |
トースト XML 生成・WinRT 通知 API 呼び出し・レジストリ / wpndatabase.db 操作 |
package/ToastCallbackCore.cls |
トースト COM デリゲートの vtable / x64 サンク管理 |
package/ToastCallbackHandler.cls |
Activated / Dismissed / Failed イベントを Application.Run で VBA マクロへ転送 |
Important
3 ファイルは セットで VBA プロジェクトにインポートしてください。AppNotificationBuilder 単体ではイベントコールバックが動作しません。
-
Visual Basic Editor で、次の 3 つのクラスファイル をプロジェクトにインポートしてください。
-
メニューバーの「ツール」→「参照設定」→ 「Microsoft XML v6.0」 にチェックを入れて OK を押してください。


これは、クラスファイルでトースト コンテンツ スキーマの作成に使います。 -
標準モジュールを作成し、下記のように記述してみましょう。
Sub ShowToastTest()
With New AppNotificationBuilder
'1. プロパティ設定
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "Test message"
'2. 通知表示
.RunToastNotifierShow "Hello World"
End With
End Sub実行結果は、下記のとおりです。

この「Book1」は、Excel のブック名と連動しています。
Tip
旧バージョンの RunDll_* / SetToast* / GenerateCmd_* などの API 名は、RunToast* / Xml* 系に改名されています。
Excel 等のデスクトップアプリは、既定では HTTP イメージがサポートされません。
wpndatabase.db の c:internet フラグを有効化することで、ネイティブに HTTPS 画像を使えるようになります。
Sub httpソースの画像付き通知()
With New AppNotificationBuilder
.XmlText_Title = "上部に画像を表示"
.XmlImage_Hero = "https://pad.gungho.jp/member/img/graphic/illust/6828.png"
'インターネット画像を許可(1 回設定すれば以降も有効)
.Wpndatabase_SettingKeyValue(skC_internet) = True
.RunToastNotifierShow "withImageToast"
End With
End Sub詳しい挙動は、httpソース画像の取り扱いについてを参照してください。
Note
マニフェストにインターネット機能がある UWP / MSIX アプリ の AppUserModelID を SetAppUserModelID で指定した場合は、skC_internet の設定なしでも HTTP 画像が使えます。
この通知をどのAppUserModelIDで出すかを設定します。
存在しない(未インストール)AppUserModelID、無効な文字列を指定すると、Toastが発行されないのでご注意ください。
指定したAppUserModelIDによっては、HTTP 画像の扱いが変わります。
この仕様については、こちらを参照下さい
Windows にインストールされているAppUserModelID
Sub TestSetAppUserModelID()
With New AppNotificationBuilder
'任意のAppUserModelID
.SetAppUserModelID = "Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe!App"
'タイトル設定
.XmlText_Title = "By Terminal"
'通知表示
.RunToastNotifierShow "By Terminal"
End With
End Sub
上記の例では、Windows Terminal のAppUserModelIDを設定します。
既定値、記述なしは、vbnullstringです。
トーストが表示される時間を設定します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| False(既定値) | short と同等 |
| True | long と同等25s、表示できます |
Sub 長く表示される通知()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'25秒表示されます
.XmlToast_Duration = True
'タイトル設定
.XmlText_Title = "25秒間、表示"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Subトースト通知自体のクリックによって、アプリケーションがアクティブ化されるときにアプリケーションに渡される文字列です。 VBAでは、起動スキーマ(https:// , ms-excel:// など)を設定するぐらいの役目です。
起動スキーマ
- https://
- ms-excel://
など
| 引数名 | 解説 | 既定値 |
|---|---|---|
| ArgActivationType | ユーザーが特定の操作を行った際に使用されるアクティブ化の種類を決定します。taForeground - フォアグラウンド アプリが起動します。taBackground - 対応するバックグラウンド タスクがトリガーされ、ユーザーを中断することなくバックグラウンドでコードを実行できます。taProtocol - プロトコルのアクティブ化を使用して別のアプリを起動します。 |
protocol |
Caution
taSystem も選択可能ですが、意味をなしません。
Sub リンクを開く()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'URL等を指定
.XmlToast_Launch(taProtocol) = "https://www.google.com/"
'タイトル設定
.XmlText_Title = "このトーストをクリックすると、指定リンクに対応するアプリが起動"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End SubWindows プラットフォームによって通知が受信された時刻ではなく、通知コンテンツが実際に配信された日時を表すカスタム タイムスタンプで既定のタイムスタンプをオーバーライドします。
Excelのシリアル値
Sub アプリ通知のカスタムタイムスタンプ()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'シリアル値で設定。基本は過去に設定
.XmlToast_DisplayTimestamp = Now() - 0.1
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "このメッセージは、以前から通知されてました。"
.XmlText_Attribution = "カスタムタイムスタンプテスト"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End SubNote
過去の度合いによって、hh:mm → 曜日表記 → mm/dd 表記になります。
トーストが使用されるシナリオを設定します。列挙型に対応します。
| シナリオ名 | 主な特徴 |
|---|---|
| Default(既定値) | 一般的な挙動通知 |
| Reminder | ・通知を永遠に表示する。 ・action要素がないと効果は発動しない ・任意の通知音に設定可能 ![]() |
| Alarm | ・通知を永遠に表示する。 ・action要素がないと効果は発動しない ・通知音は、アラーム系(Alarm)のみ ・応答不可モードでも必ず表示 ![]() |
| IncomingCall | ・通知を永遠に表示する。 ・action要素がなくても効果発動 ・通知音は呼び出し系(Call)のみ ・最後のボタン位置のみ、Windowsのテーマ色に基づく着色が施され、位置が必ず下側になる。 ![]() |
| Urgent | ・通知に感嘆符が付与 ・応答不可モードでの表示/非表示の、切り替え可能 ・Build 22546 以降のOS で有効 ![]() |
Sub シナリオテスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'トーストのシナリオを設定(ctrl + Space で候補を表示できます)
.XmlToast_Scenario = tsAlarm
'紐付け用識別子(解説は後述)
Const ReminderID As String = "アラーム"
'select要素を準備(解説は後述)
.XmlSelection(1, "1 分後") = 1
.XmlSelection(5, "5 分後") = 2
.XmlSelection(10, "10 分後") = 3
.XmlSelection(30, "30 分後") = 4
.XmlSelection(60, "1 時間後") = 5
'input要素を作成し、上記で準備したselect要素を挿入(解説は後述)
.XmlInput(ReminderID, True, , "選択肢から、再通知する時間を選択", 10) = 1
'再通知用と、解除用を用意(解説は後述)
.XmlAction("", "snooze", taSystem, , , , ReminderID) = 1
.XmlAction("", "dismiss", taSystem) = 2
'テキスト要素を用意
.XmlText_Title = "Hello World"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Subtoast要素のuseButtonStyle属性の設定を行います。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| False(既定値) | スタイル付きボタンを使用できないようにします。後述のaction 要素の hint-buttonStyle 属性に影響しません。 |
| True | スタイル付きボタンを使用できるようにします。後述のaction 要素の hint-buttonStyle 属性に影響します。 |
Sub UseButtonStyle()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'スタイル付きボタンを有効化
.XmlToast_UseButtonStyle = True
'タイトル設定
.XmlText_Title = "緑と赤のボタン"
'設定方法は後述
.XmlAction("Green", "", , , , , , hbsSuccess) = 1
.XmlAction("Red", "", , , , , , hbsCritical) = 2
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Subimage要素のうち、AppLogo(appLogoOverride)に設定する画像のパスと、丸いロゴフラグの設定を行います。
ロゴ画像のパス指定
- ローカルパス(C:\)
- HTTPソース(https://)
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| Arg_LogoCircle | True 画像は円にトリミングされます。False 画像はトリミングされず、正方形として表示されます。 |
False |
| Flag_addImageQuery | Windows がトースト通知で指定されたイメージ URI にクエリ文字列を追加できるようにするには、"true" に設定します。 | False |
| Arg_Alt | 支援技術のユーザー向けの画像の説明。 | vbnullstring |
Sub ロゴ画像()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'ロゴ画像のパスを指定します。(Arg_LogoCircle=False)
.XmlImage_AppLogo = "C:\Windows\SystemApps\Microsoft.XboxGameCallableUI_cw5n1h2txyewy\Assets\Logo.scale-100.png"
'ロゴ画像のパスを指定し、円にトリミング。(Arg_LogoCircle=True)
'.XmlImage_AppLogo(True) = "C:\Windows\SystemApps\Microsoft.XboxGameCallableUI_cw5n1h2txyewy\Assets\Logo.scale-100.png"
'タイトル設定
.XmlText_Title = "ロゴ画像テスト"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Sub| Arg_LogoCircle=False | Arg_LogoCircle=True |
|---|---|
![]() |
![]() |
image要素のうち、テキスト要素の後に表示する画像パスと、丸いロゴフラグの設定を行います。
先ほどと同様、インライン画像のパス指定も、ローカルパス(C:\)、HTTPソースに対応してます。
引数の内容も同様のため、省略します。
Sub インライン画像()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'通常
.XmlImage_Inline(False, , "win の壁紙") = "C:\Windows\Web\Screen\img100.jpg"
'円にトリミング
'.XmlImage_Inline(True, , "win の壁紙") = "C:\Windows\Web\Screen\img100.jpg"
'タイトル設定
.XmlText_Title = "インライン画像テスト"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Sub| Arg_LogoCircle=False | Arg_LogoCircle=True |
|---|---|
![]() |
![]() |
ヒーローイメージとして表示させる画像を設定します。
ヒーロー画像のパス指定
- ローカルパス(C:\)
- HTTPソース(https://)
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| Flag_addImageQuery | Windows がトースト通知で指定されたイメージ URI にクエリ文字列を追加できるようにするには、"true" に設定します。 | False |
| Arg_Alt | 支援技術のユーザー向けの画像の説明。 | vbnullstring |
Sub 上部に画像()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'上部に画像を配置します
.XmlImage_Hero(, "win11壁紙") = "C:\Windows\Web\Screen\img100.jpg"
'タイトル設定
.XmlText_Title = "上部に画像を配置"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Subアプリ通知で使用されるテキストを指定します。
任意の文字列。
| プロパティ名 | 配置位置 | 最大行数 |
|---|---|---|
| XmlText_Title | タイトル | 2行 |
| XmlText_Body | 内容 | 4行 |
| XmlText_Attribution | 下部 | 2行 |
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| HintCallScenarioCenterAlign | 横中央揃えの配置にする設定です。True にしつつ、シナリオモードを tsIncomingCall にしないと効果ありません。 |
False |
Sub 最大行数テキスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'テキスト設定
.XmlText_Title(True) = "タイトル 1Line" & vbCrLf & "タイトル 2Line" & vbCrLf & "タイトル 3Line"
.XmlText_Body(True) = "コンテンツ 1Line" & vbCrLf & "コンテンツ 2Line" & vbCrLf & "コンテンツ 3Line" & vbCrLf & "コンテンツ 4Line" & vbCrLf & "コンテンツ 5Line"
.XmlText_Attribution(True) = "コンテンツソース 1Line" & vbCrLf & "コンテンツソース 2Line" & vbCrLf & "コンテンツソース 3Line"
'中央揃えにするとき
'.XmlToast_Scenario = tsIncomingCall
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
end sub| HintCallScenarioCenterAlign = False | HintCallScenarioCenterAlign = True かつ、XmlToast_Scenario = tsIncomingCall |
|---|---|
![]() |
![]() |
アプリ通知を表示するときに再生するサウンドを指定します。 ミュートも対応してます。
ただし、ファイルシステム上の音声ファイルのパスや URLの指定は使えません。システムで決められた通知音のみ設定可能です。
設定可能な通知音は、こちらをどうぞ。
また、False で指定すると、ミュート扱いになります。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| ArgLoop | トーストが表示されている限り、サウンドを繰り返す場合は true に設定します。1 回だけ再生する場合は false |
False |
Sub 通知音変更テスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'通知音設定(ctrl + Space で候補が出ます)
.XmlAudio = NotificationLoopingAlarm01
'タイトル設定
.XmlText_Title = "通知音変更"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Subトーストに表示されるボタンを指定します。
ボタンの配置順。1~5まで有効です。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| ArgContent | ボタンに表示されるコンテンツ | ※必須項目 |
| ArgArguments | ユーザーがこのボタンをクリックした場合にアプリが後から受け取る、アプリで定義された引数の文字列です。 | ※必須項目だが、空文字でもOK |
| ArgActivationType | ユーザーが特定の操作を行った際に使用されるアクティブ化の種類を決定します。tsForeground フォアグラウンド アプリが起動します。tsBackground 対応するバックグラウンド タスクがトリガーされ、ユーザーを中断することなくバックグラウンドでコードを実行できます。tsProtocolプロトコルのアクティブ化を使用して別のアプリを起動します。 tsSystem ArgArgumentsに特定の文字列を入れると、リマインダー機能が使えます。(後述) |
protocol |
| ArgPendingUpdate | ・TRUE:ユーザーがトースト上のボタンをクリックすると、通知は "保留中の更新" 表示状態のままです。 この "更新の保留中" の表示状態が長時間続くことを避けるため、バックグラウンド タスクから即座にトーストを更新する必要があります。 ・FALSE:ユーザーがトーストに対して操作を行うと、トーストが無視されます。 |
FALSE |
| ArgContextMenu | TRUE トースト ボタンではなく、トースト通知のコンテキスト メニューに追加されたコンテキスト メニュー アクションになります。FALSE 従来通り、トースト ボタンに配置 |
FALSE |
| ArgIcon | トースト ボタン アイコンのイメージ ソースの URI。 ローカルパス、HTTPソースに対応します。 |
vbnullstring |
| ArgHintInputId | 後述の Input要素のID属性を指定すると、そのInput要素の横にボタンが配置されます。 | vbnullstring |
| ArgHintButtonStyle | ボタンのスタイル。 事前にtoast要素のuseButtonStyle属性にtrue を設定する必要があります。 hbsSuccess 緑hbsCritical 赤NoStyle 色なし |
NoStyle |
| ArgHintToolTip | ボタンに空のコンテンツ文字列がある場合のボタンのヒント。 | vbnullstring |
Sub MakeActionTest()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'ボタン作成
.XmlAction("Green", "", , , , , , hbsSuccess) = 1
'コンテキストメニュー側に移す
.XmlAction("コンテキストメニューにあります", "", , , True) = 2
'ボタンにカーソルをあてるとToolTip表示し、アイコンセット
.XmlAction("", "ms-search://Search", , , , "C:\Windows\IdentityCRL\WLive48x48.png", , , "クリックで、検索を開く") = 3
'このボタンを押下すると、Youtubeにアクセスします
.XmlAction("YouTube開く", "https://www.youtube.com/", , , , , , hbsCritical) = 4
'スタイル付きボタンの有効化
.XmlToast_UseButtonStyle = True
'タイトル設定
.XmlText_Title = "ActionTest"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Sub高度な通知の表現を行うことが出来ます。
そのため、他の設定とは複雑な方式での設定となります。サンプルコードを見ればおおよそ、把握できると思います。
テキスト要素を追加します。ある程度の書式設定が可能です。
任意の文字列
折り返しを使用する場合は引数:HintWrap を True にすること。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| HintStyle | 書式設定を施します。 | Default |
| HintWrap | ・True:テキストの折り返しが有効になります。 ・False:テキストの折り返しが無効になります。(最大行数1行) |
False |
| HintMaxLines | 表示が許可される、テキスト要素の最大行数です。 | 0(上限なし) |
| HintMinLines | 表示する必要のある、テキスト要素の最小行数です。 | 0 |
| HintAlign | テキストの水平方向の配置を指定します。 | Default |
| Language | "en-US" や "ja-JP" のように BCP-47 言語タグとして指定されます。 | vbnullstring |
画像要素を追加します。
画像パス
ローカルパス、httpソースがつかえます。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| HintCrop | イメージの目的のトリミングを制御します。 | Default |
| HintRemoveMargin | ・True:8 ピクセルの余白を生成(マージン処理) ・False:マージン処理なし |
True |
| HintAlign | 画像の水平方向の配置です。 | Default |
| AlternateText | アクセシビリティ対応目的で使用される、画像を説明する代替テキストです。 | Default |
| AddImageQuery | ・True:クエリ文字列付きURLを許可 ・False:クエリ文字列付きURLを拒否 |
False |
事前に、AddAdaptiveSubgroupText、AddAdaptiveSubgroupImage を呼び出した物に対して、Subgroup要素に挿入します。
なお、これを呼び出すと以前設定した、subgroup要素内のtext,image要素はリセットされます。
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| HintWeight | 列の幅を制御します。 |
| HintTextStacking | 垂直方向の配置を制御します。 |
次のコードは、週間天気予報っぽい通知を作成します
Tip
AddAdaptiveSubgroupText か AddAdaptiveSubgroupImage を順番に書き、AddAdaptiveSubgroup で、1つのグループが出来上がるイメージです。
Sub 天気予報ライク()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'ネット上の画像を使うようにする
.Wpndatabase_SettingKeyValue(skC_internet) = True
'ルートURLを設定
.XmlBinding_baseUri = "https://weathernews.jp/s/topics/img/wxicon/"
'タイトル
.XmlText_Title = "来週の天気予報"
.XmlHeader(vbNullString) = ""
'1subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Mon"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "100.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "29℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "23℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'2subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Tue"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "550.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "36℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "26℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'3subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Wed"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "200.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "26℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "23℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'4subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Thu"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "300.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "25℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "23℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'5subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Fri"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "850.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "24℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "22℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'6subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Sat"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "430.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "20℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "14℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'7subgroup
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "Sun"
.AddAdaptiveSubgroupImage = "411.png"
.AddAdaptiveSubgroupText(, , , , TextAlign_Center) = "21℃"
.AddAdaptiveSubgroupText(TextStyle_CaptionSubtle, , , , TextAlign_Center) = "18℃"
.AddAdaptiveSubgroup (1)
'通知表示
.RunToastNotifierShow "天気予報"
End With
End Subアクション センター内で複数の通知をグループにまとめるカスタム ヘッダーを指定します。
なお、Classファイルを定義する際(Class_Initialize)、予め既定値を入れるように仕込んでいるため基本、呼び出す必要はありません。
任意の文字列
既定値は、ThisWorkbook.Nameですが、拡張子がある場合は、省略します。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| ArgID | このヘッダーを一意に識別します。 2 つの通知が同じヘッダー ID を持つ場合、アクション センターで同じヘッダーの下に表示されます。 | ThisWorkbook.Name |
| ArgArguments | ユーザーがこのヘッダーをクリックするとアプリに返されます。 null にすることはできません。 | ThisWorkbook.Path |
| ArgActivationType | このヘッダーがクリックされた場合に使用するアクティブ化の種類。 | protocol |
Tip
アクションセンターのヘッダー部分をクリックするとこのExcelブックのあるカレントパスをエクスプローラーで開くことが可能です
Sub ヘッダーテスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'ヘッダー名を変更
.XmlHeader = "えくせる"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End SubTip
ヘッダーをクリアしたい場合は下記のようにします。
これにより、Header要素自体をなくします。
With New AppNotificationBuilder
.XmlHeader = ""
End Withトースト通知に表示される入力 (テキスト ボックスまたは選択メニュー) を指定します。
Input要素の配置順。1~5まで有効です。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| ArgID | 入力に関連付けられている ID | ※必須項目 |
| ChoseFlag | True "selection"False "text" |
False |
| ArgPlaceHolderContent | テキスト入力用に表示されるプレースホルダー。 ChoseFlag=False時、有効 |
vbnullstring |
| ArgTitle | 入力のラベルとして表示されるテキスト | vbnullstring |
| ArgDefaultInput | デフォルトの入力値 | vbnullstring |
Sub メッセ()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'テキスト入力要素を作成("はみがきなう!"を除去すると、右のような画像になります)
.XmlInput("textBox", , "reply", "テキスト入力ができます。", "はみがきなう!") = 1
'InputのIDと、Actionのhint-inputIdを同じ値にして、同じIndex値に対応するInput要素の横にボタンを配置できます
.XmlAction("Send", "", , , , , "textBox") = 1
'ネット上の画像を使用する
.Wpndatabase_SettingKeyValue(skC_internet) = True
.XmlImage_AppLogo(True) = "https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkdhNl7CCgOAZmjObZRRINCu9udW_Mum-_FSCEvLFULZRP_wEuO_Y1grKy28zSCw2fyBN5jM2RS1PYmE9prAk5uSI8ImDn1wcyZPy8ctGJ-vFaY36ULy_rjvrilHjXjuN0_O-p6sQi3Hc3/s857/ha_hamigaki_suit_woman.png"
.XmlImage_Hero = "https://unsplash.it/360/180?image=1043"
.XmlText_Title = "メッセージ返信デザイン"
.RunToastNotifierShow "sample"
End With
End Sub選択項目の id とテキストを指定します。全て必須項目です。 基本、リマインダー用途のみとなります。
selection要素の配置順。1~5まで有効です。
| 引数名 | 説明 | 備考 |
|---|---|---|
| ArgSelectionID | 識別子。 「ToastNotification.Activated」を利用する場合、これが"UserInput"の値として返されます。 なお、数値のみの指定にすると、リマインダー用途としても使用可能です(単位:分) |
vbnullstring で、選択肢に載せないようにします。 |
| ArgChoseName | 選択肢名称 |
Input要素と、selection要素を使ったリマインダー方法を紹介します。
コード内コメントにある手順を参考にどうぞ。
Sub リマインドテスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'1. トーストシナリオをリマインダーか、アラームにする
.XmlToast_Scenario = tsReminder
'2. 紐付け用識別子を設定
Const ReminderID As String = "リマインダー"
'3. select要素を準備し、リマインドする"分"と名称をセット(最大、5つ)
.XmlSelection(1, "1 分後") = 1
.XmlSelection(5, "5 分後") = 2
.XmlSelection(10, "10 分後") = 3
.XmlSelection(30, "30 分後") = 4
.XmlSelection(60, "1 時間後") = 5
'4. input要素を作成し、上記で準備したselect要素を挿入し、先ほど作成した紐付け用識別子をInput-IDにセット
.XmlInput(ReminderID, True, , "選択肢から、リマインドする時間を選択", 10) = 1
'5. 再通知用と、解除用を用意("snooze", taSystem,ReminderID にセットされてる引数位置は、必ずこの値にする)
.XmlAction("", "snooze", taSystem, , , , ReminderID) = 1
.XmlAction("", "dismiss", taSystem) = 2
'6. テキスト要素を用意(任意)
.XmlText_Title = "リマインダーテスト"
.XmlText_Body = "「再通知」で、選択した時間で、再通知" & vbcrlf & "解除で、何もしない"
End With
End Subタイムゾーンを変更します。
後述の、通知の有効期限、通知スケジュールなどの日付関係の処理を行う際、UTC基準になるため、そのズレを補正します。
なお、Classファイルを定義する際(Class_Initialize)、予め日本時間としてセッティングするため、日本在宅者は呼び出す必要はありません。
国をまたがない使用の場合は、Class_Initialize の所で、予め自国として設定し直すことを推奨します。
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| ArgUTC_Hour | UTCからの時差のうち、時の部分を指定します。 正負対応です。 |
| ArgUTC_Minute | UTCからの時差のうち、分の部分を指定します。 |
日本の場合、「JST / UTC+0900」なので、上記に当てはめると、下記になります
SetTimeZone 9, 0米国東部の場合、「EST / UTC-0500」なので、下記になります。
SetTimeZone -5, 0インドの場合、「IST / UTC+0530」なので、下記になります。
SetTimeZone 5, 30この1行を記述することで、簡単にリマインド機能を作成できます。
このプロパティを呼び出す前に定義した下記の要素は、上書きされますのでご注意ください。
- 1,2つ目のaction要素
- 1つ目のinput要素
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| RemindMinute1~5 | 何分後に再通知するか数値で指定。最大5つ分 1つ目のみ必須。他は省略可。 |
| Message | 入力のラベルとして表示されるテキスト。 |
Caution
制限事項として、選択肢の表記は全て分です。
Sub 簡易リマインドテスト()
Dim AppNotification As New AppNotificationBuilder
With AppNotification
'記述
.PresetReminder 1, 5, 10, 30, 120, "選択肢から、リマインドする時間を選択"
'テキスト要素を用意(任意)
.XmlText_Title = "簡易リマインダーテスト"
.XmlText_Body = "「再通知」で、選択した時間で、再通知" & vbCrLf & "解除で、何もしない"
'リマインドモード
.XmlToast_Scenario = tsReminder
End With
End Sub設定した XML スキーマに基づき、トースト通知を WinRT API へ直接 送信します。指定日時のスケジュール通知にも対応します。
| 引数 | 意味 | 型 | 既定値 |
|---|---|---|---|
| ToastTag | グループ内のこの通知の一意識別子を設定します。 | 文字列 | ※必須項目 |
| CollectionID | 送信する通知コレクションのID。 | 文字列 | vbnullstring |
| ScheduleDate | Windows でトースト通知を表示する日付と時刻。 設定日時になるまで、トーストは表示されません。 ・過去にするとエラーになります。 ・省略(0) で、即時通知です。 |
シリアル値 | 0 |
| ExpirationDate | 通知の有効期限。 設定日時を超えると、アクションセンターから削除されます。 ・過去にすると、通知が来ません。 ・省略(0) で、3日後の有効期限になります。これはシステムで決められた上限です。 ・負に設定すると、再起動時、通知が消えるようになります。 |
シリアル値 | 0 |
| Suppress | トーストのポップアップ UI をユーザーの画面に表示するかどうかを取得または設定します。 | フラグ値 | False |
| ExpiresOnReboot | Trueで、再起動後にトースト通知が通知センターから消えます。 |
フラグ値 | False |
次の例では、10秒後に通知が来ます。
Sub スケジュールを設定()
With New AppNotificationBuilder
'メッセージ内容を設定
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "10秒後に通知しました。"
.XmlText_Attribution = "スケジュール通知"
'現在から 10 秒後に通知
.RunToastNotifierShow "sample", , Now() + #12:00:10 AM#
End With
End SubTip
生成された XML を確認したい場合は .ToastNotificationContent(False) を Debug.Print してください
タグを指定して、トーストの削除を行います。
主にプログレスバー付き通知において、処理の途中でエラーが起こって再開不可能の時、不自然に通知が残ってると不気味なので、これを呼び出して削除してあげて下さい。
因みに、通知音が鳴ってる途中で削除すると、通知音も停止します。
次の例は、通常通り通知を呼び出し、MsgBoxに反応すると、通知が消えます。
Sub トースト通知削除()
Const ToastTag As String = "deleteTest"
With New AppNotificationBuilder
'表示メッセージの設定
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "MsgBoxに反応すると、このトーストが消えます"
.XmlText_Attribution = "削除テスト"
.XmlToast_Scenario = tsIncomingCall
'通知表示
.RunToastNotifierShow ToastTag
'続けると通知が消えます
MsgBox "OKを押すと、通知を削除します", vbInformation, "RemoveNotice"
'削除
.RunToastNotificationHistoryRemove ToastTag
End With
End SubSetAdaptiveProgressBar と RunToastNotifierShow を組み合わせて表示した後、RunToastNotifierUpdate を実行することで、通知を表示しながら更新処理を行うことが出来ます。
このメソッドで、Progress要素の属性値を変更/設定します。
Status を設定します。文字列で必須項目となります。
Tip
Progress要素を設定し表示後、完了通知みたいにProgress要素自体をなくすには、RunToastNotifierShow を行う手前に .SetAdaptiveProgressBar = vbNullString と記述することで、なくすことが出来ます。
| 引数名 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| Arg_Value | 進行値を設定します。 基本は、0.0~1.0のDoubleで指定です。 ただし、負の値にすると、"Indeterminate" となり、アニメーションドットによる、処理中を示す状態になります。 |
0 |
| Arg_Title | タイトル文字列を設定します。 | 空文字 |
| Arg_ValueStringOverride | 割合を示す既定の文字列に代わって表示される文字列 (オプション) を設定します。 これを指定しない場合は、"70%" という書式になります。 |
vbnullstring |
次の例では、50%として、プログレスバー付き通知を表示します。
Sub プログレスバーを表示()
With New AppNotificationBuilder
'メッセージ内容を設定
.XmlText_Title = "プログレスバーテスト"
'Progress要素を構成
.SetAdaptiveProgressBar(0.5, "進捗バーテスト") = "Processing..."
'プログレスバー付き通知を表示
.RunToastNotifierShow "FirstProgressBar"
End With
End Sub
プログレスバーの色は、Windowsのテーマ色に基づきます。容易に色を変えることは出来ません。
表示中のトーストの Progress 要素などを更新します。
これを呼び出す前に、SetAdaptiveProgressBar で再度値を更新して呼び出すといいでしょう。
引数は、ToastTag, CollectionID です。基本は ToastTag のみで OK です。
次の例は、「データ準備→処理→完了」という一連の演出処理を行います。最初にお見せした4つ目のDEMOとほぼ同じ演出になります。
Sub UpdateProgressBar()
With New AppNotificationBuilder
'ヘッダー情報をクリアする
.XmlHeader = ""
'タイトル設定
.XmlText_Title = "ログファイル収集"
'常時表示するため、シナリオを"IncomingCall"にする
.XmlToast_Scenario = tsIncomingCall
'"Indeterminate"で、準備っぽい演出をする
Dim ToastTag As String
ToastTag = "ProgressUpdate"
.SetAdaptiveProgressBar(True) = "Ready..."
.RunToastNotifierShow ToastTag
'5s待機
Application.Wait (Now() + TimeValue("0:00:05"))
'Updateで、一部分の内容を置き換えるようにする
Dim currentProgress As Long
For currentProgress = 0 To 100
DoEvents 'フリーズ対策
'何かの処理
'プログレスバー更新
.SetAdaptiveProgressBar(currentProgress / 100, "プログレスバーを更新") = "処理中..."
Debug.Print .RunToastNotifierUpdate(ToastTag)
'1s待機
Application.Wait (Now() + TimeValue("0:00:01"))
Next
'トーストのすべてのコンテンツ/レイアウトを完全に変更し、終了メッセージとして表示
.XmlToast_Scenario = tsDefault 'シナリオを通常に
.SetAdaptiveProgressBar = vbNullString 'Progress要素を除外する
.XmlText_Body = "プログレスバーの更新処理を終えました"
.RunToastNotifierShow ToastTag
End With
End Sub実行すると分かりますが、かなりCPUに負荷がかかるため、実際に運用する際は、一定ループ毎に1度のUpdate処理を流すのが望ましいです。
実際、Application.StatusBar も毎回呼び出すと、負荷がかかります。
| 返り値 | 説明 |
|---|---|
| 0 | Succeeded 通知が更新されました。 |
| 1 | Failed 通知の更新に失敗しました。 |
| 2 | NotificationNotFound 指定した通知が見つかりませんでした。 |
RunToastNotifierUpdate は列挙型 NotificationUpdateResult を返します。ユーザーが通知を閉じた場合は 2 となり、無駄な更新ループを止める判断に使えます。
表示名とアイコンを指定した header 要素よりも高度なグループ化を提供します。
指定したCollectionIDでグループを作成します。
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| CollectionId | このコレクション通知の ID を設定します。 |
| DisplayName | アクション センターに表示されるグループ タイトルを設定します |
| LaunchArgs | アクション センターで通知グループのタイトルをクリックしたときにアプリに提供される起動引数を設定します。 |
| IconUri | アクション センターのグループ タイトルの横に表示されるアイコンを設定します。 ローカルパスのみ対応しています。 |
作成に成功すると、0 を返します。
次の例は、Microsoft 365 Copilot (PWA)として、CollectionIDを作成し、そこの中で通知を表示します。
Warning
IconPath ですが、アプリバージョンによってはサンプルコードが機能しないため、その際は適宜修正して下さい。
Sub コレクションを使用したトースト通知のグループ化作成()
'CollectionIDをセット
Const CollectionID As String = "TestGroup"
With New AppNotificationBuilder
'PWA Microsoft 365 を指定
.SetAppUserModelID = "Microsoft.MicrosoftOfficeHub_8wekyb3d8bbwe!Microsoft.MicrosoftOfficeHub"
'コレクションの作成
Debug.Print .RunToastCollectionManagerSaveToastCollectionAsync(CollectionID, "A社 ログ関係", "https://www.microsoft365.com/launch/excel", "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.MicrosoftOfficeHub_19.2506.33061.0_x64__8wekyb3d8bbwe\Images\AppExcel32x32.png")
Stop
'通知内容を作成
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "Collection経由で通知しました"
.XmlText_Attribution = "ToastCollectionTest"
'ヘッダーをクリア
.XmlHeader(vbNullString) = ""
'作ったCollectionにトーストを送信して表示
.RunToastNotifierShow "CollectionTest", CollectionID
End With
End Sub| 経由 | トースト | アクションセンター |
|---|---|---|
| Collection | ![]() |
![]() |
| 通常 | ![]() |
![]() |
「通常」では、アプリ名が必ずグループ名称になります。
対して、「Collection」は任意のグループ名称で設定が可能です。
アイコン画像については、Microsoft 365 (PWA)をインストールすることで、基本的なOfficeアイコンのセットがついてきます。
Caution
この機能はUWP版を前提に設計している影響で、DeskTop版でも使えなくはないですが下記画像のように正しく設定できません。
- DisplayName ,IconUri が無視されます
- CollectionId が DisplayName扱いになります。
「RunToastCollectionManagerSaveToastCollectionAsync」等で作成したCollectionIDのグループ化を削除します。
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| CollectionId | 削除したいコレクション通知の ID を設定します。 ・指定時、そのCollectionIDのみ削除 ・省略時、全てのCollectionIDを削除 |
削除に成功すると、0 を返します。
次の例は、Microsoft 365 (PWA)として、前述の例で作成したCollectionIDを指定し、削除します
Sub コレクションを使用したトースト通知のグループ化削除()
'CollectionIDをセット
Const CollectionID As String = "TestGroup"
With New AppNotificationBuilder
'PWA Microsoft 365 を指定
.SetAppUserModelID = "Microsoft.MicrosoftOfficeHub_8wekyb3d8bbwe!Microsoft.MicrosoftOfficeHub"
'コレクションを削除
Debug.Print .RunToastCollectionManagerRemoveToastCollectionAsync(CollectionID)
End With
End SubTip
無闇にCollectionIDを作成しまくると、通知設定に、赤枠のような欄が増殖してしまうので、RunToastCollectionManagerRemoveToastCollectionAsync で、必要に応じて削除を行って下さい。

ユーザーがクリックまたはタッチでトースト通知をアクティブ化したとき、指定マクロを実行する事ができます。
action要素のarguments属性にマクロ名、activationType属性にtaForegroundを設定して、RunToastNotifierShow関数を実行する事で、アクティブ化処理が可能です。
Caution
アクティブ化処理は RunToastNotifierShow での即時通知 が必要です(ToastCallbackCore / ToastCallbackHandler が COM イベントを受け取ります)。
スケジュール通知で発行したアプリ通知の場合は、アクティブ化処理はできません。
下記の要素と属性に、実行したいプロシージャ名を記述することができます。
- toast要素 - launch属性
With New AppNotificationBuilder
.XmlToast_Launch(taForeground) = "[ここに実行したいプロシージャ名]"
~
End With- action要素 - arguments属性
With New AppNotificationBuilder
.XmlAction("TestRun", "[ここに実行したいプロシージャ名]", taForeground) = 1
~
End WithCaution
- できるだけ、ブック内にてプロシージャ名は、ユニークにしてください。
どーーしてもなら、Module1.Run01FromToastという書き方でも動作します。 - スコープ範囲は、ブックレベルまでです。
Important
header要素も同じような意味の属性がありますが、Microsoftの設計思想の都合上、トリガー対象外です😣
下記の要件に合うように記述すること
| 順番 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | Dictionary | input要素のID属性値とその入力値のペアー一式が格納されます。 |
Important
as Dictionary としなくても、動くことは動きますが、インテリセンスが使えるのでしておくと便利です
XmlInput で、事前定義したArgIDがそのまんま格納されています。
少し先にあるサンプルコードを見ていただくとわかる通り、UserInputs("地学問題")という風に書くことで、そのinput要素に入力した値を取り出すことが出来ます。
Caution
選択肢の場合は、Selection要素のID属性値となるので、注意してください。
Important
Input要素が1つもない場合も、引数を用意する必要があります。
この場合、DictionaryのCountは、0となります。
Sub,Function 問いませんが、publicとして設定する必要があります。
いくつかのアクティブ化パターンを体験できるサンプルコードを提示します。
この例では、アプリ通知上で簡易的なクイズを作ってみます。
Option Explicit
'トーストのアクティブ化テスト
Sub ToastWithActiveShow()
With New AppNotificationBuilder
'タイトル設定
.XmlText_Title = "クイズ!"
'内容設定
.XmlText_Body = "正しい回答を選択、入力しよう"
'ソース
.XmlText_Attribution = "トーストアクティブ化テスト"
'synalioをリマインダーにする
.XmlToast_Scenario = tsReminder
'ヘッダーをクリア
.XmlHeader = ""
'トーストクリック時の、プロシージャ名を記載
.XmlToast_Launch(taForeground) = "ToastTrigger_Click"
'選択肢を用意する
.XmlSelection("選択肢A", "1 m") = 1
.XmlSelection("選択肢B", "1 km") = 2
.XmlSelection("選択肢C", "1 天文単位") = 3
.XmlSelection("選択肢D", "1 光年") = 4
'上記の選択肢を、下記のInput要素として、インポート
.XmlInput("地学問題", True, , "Q1:太陽から地球の距離は?") = 1
'テキスト入力を用意
.XmlInput("冥王星とは", , , "Q2:冥王星は何惑星?", "〇惑星") = 2
'各ボタンに対応するプロシージャ名を記載(接頭語等を付けて区別をつけよう)
.XmlAction("回答する", "ToastTrigger_Answer", taForeground) = 1
.XmlAction("閉じる", "ToastTrigger_Close", taForeground) = 2
'通知実行
.RunToastNotifierShow "RunMacto"
End With
End Sub
'-----------------------ToastCallbackHandler から呼ばれるマクロを記述-----------------------
'クリック時
Sub ToastTrigger_Click(UserInputs As Variant)
'メッセージを表示するだけ
MsgBox "アプリ通知をクリックして、マクロ起動しました", vbInformation, "クリックで、アクティブ化テスト"
End Sub
'1つ目のボタン押下時
Sub ToastTrigger_Answer(UserInputs As Dictionary)
'AnswerCheck1
If UserInputs("地学問題") = "選択肢C" Then
MsgBox "正解!", vbInformation, "問題1の結果"
Else
MsgBox "不正解", vbCritical, "問題1の結果"
Exit Sub
End If
'AnswerCheck2
If UserInputs("冥王星とは") = "準惑星" Then
MsgBox "正解!", vbInformation, "問題2の結果"
Else
MsgBox "不正解", vbCritical, "問題2の結果"
Exit Sub
End If
MsgBox "全問正解!", vbInformation, "All Clear!"
End Sub
'2つ目のボタン押下時
Sub ToastTrigger_Close(UserInputs)
'メッセージを表示するだけ
MsgBox "回答をキャンセルしました", vbExclamation, "回答辞退"
End SubToastCallbackHandler が WinRT の Activated / Dismissed / Failed イベントを受け取り、所定名の VBA マクロを Application.Run で呼び出します。
トースト通知が、有効期限が切れているか、ユーザーによって明示的に無視された状態になると、発生します。
- 下記のサンプルコードを任意の標準Moduleへ貼り付けて下さい。
Sub DismissedTest()
With New AppNotificationBuilder
'1. プロパティ設定
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "Test message"
'2. メソッド実行
.RunToastNotifierShow "Hello World"
End With
End Sub
Sub ExcelToast_Dismissed(理由)
Debug.Print "Toast.Tag:" & 理由("ToastNotification.Tag") & " にて、Dismissed 発生"
Select Case 理由("ToastDismissalReason")
Case 0: Debug.Print "理由:ユーザーはトースト通知を無視しました。"
Case 1: Debug.Print "理由:アプリは、 ToastNotifier.hide メソッドを呼び出して、トースト通知を明示的に隠しました。"
Case 2: Debug.Print "理由:トースト通知は最大許容時間で表示され、フェードアウトされました。トースト通知を表示する最大時間は 7 秒ですが、長時間のトーストの場合は 25 秒です。"
Case Else: Debug.Print "理由:予期せぬエラー Code:" & 理由(0, 1)
End Select
Debug.Print ""
End Sub- DismissedTest プロシージャを実行します。この状態でしばらく待って、通知がアクションセンターに格納されると…
Toast.Tag:Hello World にて、Dismissed 発生
理由:トースト通知は最大許容時間で表示され、フェードアウトされました。トースト通知を表示する最大時間は 7 秒ですが、長時間のトーストの場合は 25 秒です。
とイミディエイトに表示されます。
下記のDictionaryとなっています
- ToastNotification.Tag:Dismissed になった Tag名
- ToastDismissalReason:ToastDismissalReason 列挙型
Windows がトースト通知を生成しようとしたときにエラーが発生したときに発生します。
- 下記のサンプルコードを任意の標準Moduleへ貼り付けで下さい。
Sub FailedTest()
With New AppNotificationBuilder
'1. プロパティ設定
.XmlText_Title = "Hello World"
.XmlText_Body = "Test message"
'2. メソッド実行
.RunToastNotifierShow "Hello World"
End With
End Sub
Sub ExcelToast_Failed(エラー理由)
Debug.Print "Toast.Tag:" & エラー理由("ToastNotification.Tag") & " にて、Failed 発生"
Debug.Print "原因:" & エラー理由("ErrorCode") & vbCrLf & エラー理由("ErrorDetail") & vbCrLf
End SubToast.Tag:Hello World にて、Failed 発生
原因:0x803E0111
現在の設定では、通知を配信できません。
とイミディエイトに表示されます。
下記のDictionaryとなっています
- ToastNotification.Tag:Failed になった Tag名
- ErrorCode:エラーコード
- ErrorDetail:エラー内容
トースト通知の表示に関する制限を確認します。
Sub 通知の制限状況確認()
With New AppNotificationBuilder
'通知制限状況をチェック
Dim Result As Long
Result = .CheckNotificationSetting
End With
'数値の意味をイミディエイトに出す
Select Case Result
Case 0: Debug.Print "このアプリによって発生したすべての通知を表示できます。"
Case 1: Debug.Print "ユーザーがこのアプリの通知を設定でOFFにしました。"
Case 2: Debug.Print "ユーザーまたは管理者は、このコンピューター上のこのユーザーのすべての通知を無効にしました。"
Case 3: Debug.Print "管理者は、グループ ポリシーを使用して、このコンピューター上のすべての通知を無効にしました。"
Case 4: Debug.Print "このアプリは、package.appxmanifest ファイルでトーストを宣言していません。" & vbCrLf & "この設定は、マニフェストの [アプリケーション UI] ページの [通知] セクションにあります。" & vbCrLf & "アプリでトーストを送信するには、 Toast 対応オプションを「はい」に設定する必要があります。"
Case Else: Debug.Print "エラーコード:" & Result
End Select
End Sub- CollectionID :
CollectionIDの確認の場合は、そのIDを指定して下さい。
Excel 等のデスクトップアプリは、Toast の仕様上 HTTP イメージが既定ではサポートされません。
wpndatabase.db の c:internet フラグを True にすると、HTTPS 画像を ダウンロードせず ネイティブに表示できます
.Wpndatabase_SettingKeyValue(skC_internet) = Trueマニフェストにインターネット機能がある UWP / MSIX アプリ の AppUserModelID を SetAppUserModelID で指定した場合は、skC_internet の設定なしでも HTTP 画像が使えます。
Sub httpソースの画像付き通知()
With New AppNotificationBuilder
'マニフェストにインターネット機能があるAppUserModelID
.SetAppUserModelID = "Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe!App"
.XmlText_Title = "上部に画像を表示"
.XmlImage_Hero = "https://pad.gungho.jp/member/img/graphic/illust/6828.png"
.RunToastNotifierShow "withImageToast"
End With
End SubWinRT API を VBA から直接呼び出すため、環境や Windows バージョンによっては想定外の挙動が起こる可能性があります。
クラスファイル側でもエラー処理を施していますが、突然 Excel が落ちることがあるので、利用前には保存を推奨します。







































